【なおきちゃんの火災保険講座】
【なおきちゃんの火災保険講座】
本日は 住宅ローンを
借入すると 加入しないと いけなくなる
火災保険について 勉強しましょう。
まず 基本的に
35年の 住宅ローンを 組めば
同じ期間の 火災保険に
加入することになるのが 一般的です。
ちなみに その費用は
引渡し時に 一括で
全期間分 払うのが 通常です。
それらは 一般的に
不動産購入時の 諸費用と
呼ばれるものに 含まれています。
ちなみに 火災保険を 扱っている
損害保険会社は たくさん ありますが
どこの 火災保険に 加入しても
保証内容は ほぼ 同じ。
まぁ 同じ 保証内容で あれば
保険代の 安い 保険会社を
利用することを おすすめします。
まず 基本的に
火災保険の 建物 保険金額は
その建物が 火災などで 無くなったときに
同じ構造で 同じ大きさの 建物を
建替えするのに 必要な 金額が
保険金額となります。
これは ちなみに
再調達価額と 呼ばれます。
なので 購入する物件が
築年数が かなり 古く 価値が 無いから
保険金額が 安くなる わけでは ありません。
同じ構造で 同じ大きさの 建物であれば
新築戸建の 保険金額と
築後30年 経過した 中古住宅の
保険金額は 同じ。
逆に 築年数が 新しい
新築戸建のほうが
割引が 適応されて 安くなります。
通常 35年間の 期間で
木造住宅で 床面積が 90㎡くらいだと
火災保険代は おおよそ
30万円~70万円くらいが 妥当です。
ん? 30万円から 70万円??
えらい 金額の差が
あると 思いませんか?
そうなんです 加入する 補償内容で
こんなにも 開きが 出ます。
通常 火災保険会社が
見積もりしてくる 火災保険は
住宅総合保険と 呼ばれ
そこには いろんな補償が
パックに なっています。
一番 必要な
火災のリスクに 関しては
当然 必要な 補償ですが
それ以外に 水災の補償や
風災や 雪災や ひょう災などの補償も
あたかも セットされて
パック商品に なっています。
まず 水災補償っていうのは
いわゆる 豪雨とかで 川が 氾濫して
床上浸水になった場合の 補償です。
通常 地面より
45cm以上 床上浸水になり
住宅の価値の 30%以上を 失ったとき
はじめて 補償対象になります。
しかも 津波の被害は 対象外で
それらは 地震保険の 扱いになります。
ここで 考えるべき点は
水災とかの 補償が 必要か どうか?
通常50万円ほどの 火災保険に
水災補償を 付けるだけで
70万円くらいに 一気に 跳ね上がります。
よほど 治水が 悪く
頻繁に 川が 氾濫すれば 別ですが
大阪府では そんなこと
ここ数年 滅多に ありません。
昨年 たびたび 目にした ゲリラ豪雨でも
45cm以上 床上浸水して
住宅の価値を 30%以上 失うような
ケースは 稀な はずです。
リスクが 少ない 割りに
保険金額が 高いので
住むエリアに よっては
補償を 外す方が 大半です。
まず わたしの お客様では
ほぼ 100% みなさん 補償を 外されます。
そして 次に 考えものは
風災 ・ 雪災 ・ ひょう災の 補償です。
ちなみに 風災は 台風や 竜巻の被害。
雪災は 名の通り 雪の被害。
ひょう災は ひょうが 降ってきた被害。
ちなみに これらの
風災・雪災・ひょう災は
3つが ワンセットで
どれかだけ 外したり
どれかだけ 加入することは 出来ません。
ちなみに これらも 保険代は 高く
もし 50万円の 火災保険だとして
これらの 補償を 外せば
30万円くらいに 圧縮できます。
台風の被害や 竜巻の被害なんて
無視することは 出来ませんが
確率は かなり 低いものです。
まして 大阪府で 雪の被害や
ひょうの 被害なんて
それこそ かなり 低い リスクです。
それに くらべて
保険代は けっこう 高め。
なので 住むエリアによって
外すことも ありだと 思います。
ちなみに わたしの お客様は
外される方が 7割以上です。
でも ここからが 問題。
外すことすら 出来ないっていう
保険会社が 圧倒的多数です。
わたしが 扱っている 保険会社は
外すことが 可能ですが
多くは 全てが パックになっていて
当然のように 加入させられます。
それか もし 外せたとしても
そんな 説明は 普通 まず してくれません。
保険会社も 商売なので
みすみす 保険金額が 下がるような
提案は してくれません。
なので 先ほどの 保険代金の幅が
30万円から 70万円とあるのは
そんな 背景からです。
ちなみに 水災とか
風災とかを 外して
保険金額を 30万円に 圧縮させても
絶対的に 必要な 火災の補償以外に
泥棒が 窓ガラスを
割ったりした場合の 盗難補償とか
物体が 落下してきたり
車が 突っ込んできて
塀とかを 壊された際の 補償や
自分で 家具の 模様替えを しようとして
物を ぶつけてしって
ドアに 穴を 空けてしまったとかの
不測かつ 突発的な事故の 補償なんかも
きっちり ついていますので
70万円の 保険でなく
30万円の 保険でも 充分に 思えます。
そんでもって 地震保険は
別途で 加入が 必要です。
地震保険の 保険金額は
建物が 1500万円の場合
最大でも 建物の 半分の
750万円までとなり
最大でも 5年間の 掛け捨てです。
5年経過ごとに 延長するか どうか?
再度 契約することになります。
阪神大震災の ときでも
住宅は 倒壊しなかったものの
その後 火災が 発生して
住宅が 燃えてしまったなんてことが
多々 ありましたが
それらは 火災保険が 補償されません。
火災の 直接の原因が 地震なので
地震保険に 加入していないと
保険金は 支払われません。
それと 東北の 地震のような
津波の場合も 水災補償は 対象外です。
ちなみに これらも
地震保険が 適用されます。
そして おおざっぱに 言うと
地震保険は 毎年1万円くらいが 目安。
ここ 数年は
圧倒的に 加入する人が 大半です。
あと マンションの場合は
もともと 耐火建築物なので
火災保険代は 格安です。
おおよそ 35年間の 期間で
15万円くらいが 保険代の 目安です。
それと 最後に 重要な事を ひとつ。
住宅購入時の 火災保険は
35年間の 住宅ローンであれば
全期間 一括で 納めますが
その後 期間 残存内に
買い替えしたりした場合
当初 納めた 火災保険代は
請求すれば 残りの期間分
ちゃ~んと 戻ってきます。
でも これは こちらから
請求しないと 戻ってきません。
ほとんどの
不動産業者さんや 火災保険会社は
そんな事 教えてくれないので
住宅を 買い替えした 経験の ある方は
今一度 チェックしてください。
今からでも 請求すれば
今後の分に 関して 戻ってくるはずです。