【なおきちゃんの武勇伝シリーズ】一夜限りの会長襲名
今まで 数々の
伝説的な 武勇伝?を 残してきた
わたしの 過去を ひもとき 紹介する
新コーナー【なおきちゃんの武勇伝シリーズ】
まず 記念すべき
第1回目の 武勇伝を 紹介します。
それは 今から 随分
過去に 遡ること 約25年前。
化粧品会社の 営業マンだった頃の お話です。
今でも 東大阪市に 本社がある
化粧品会社に 勤めていたのですが
その年の 会社の 忘年会が
道頓堀の しゃぶしゃぶ屋さんで 行われました。
休日である 日曜日 午後5時くらいに
忘年会 会場である しゃぶしゃぶ屋さんに
社員全員 直接 集合になっていました。
当日 わたしは 仲の良い
同じ 営業仲間と お昼頃に 道頓堀で 集合し
夕方5時から 始まる 忘年会まで
JRAの 場外馬券場で
競馬を 楽しむことにしていました。
ここ 15年以上
競馬とか ギャンブルは 一切してませんが
その頃は 安い給料の くせ
少ない 小遣いの範囲で
競馬に ハマっていました。
まぁ 勝った 負けたよりも
競馬新聞を じっくり 読んで
血統や 展開など 自分なりに 研究して
予想すること そのものが 楽しくて
一種の ゲーム感覚で
競馬を 楽しんでいました。
なので 購入する馬券も 500円単位。
勝っても 負けても
たいした事ないってのが
いつもの パターンです。
わたしは 大体 本命派なので
もし 的中しても 500円が
3000円くらいに なるくらいのもんです。
それが その日の
何レース目かは 忘れましたが
慌てて 間違った 番号の
馬券を 購入してしまいました。
購入した後に 新聞で 確認すると
どう考えても 絶対 来そうにない 組み合わせ。
窓口で 間違って 購入したことを 伝えて
換金してもらおうかと 思いましたが
もし 来たら 嫌だから
そのままで レースを 迎えました。
すると なんと
その あり得ない 組み合わせ馬券が 的中!
500円が 6万円ほどになる
万馬券を 的中しました。
普段 2万円以上の お金が
財布に 入っていることは まずない
わたしの 財布に
なんと 6万円以上の
大金が 舞いこんで きました。
その後 同僚たちと 意気揚々として
忘年会会場へ 向かいました。
その頃から もともと
わたしは お酒に 強く
根っからの お調子もん だったので
会社の 慰安旅行とか 忘年会とかになれば
わたしが いつも 宴会部長。
60名ほどの 社員を
ここぞと ばかり 仕切っていました。
まして その日は 財布も 満タン。
いつもに 増して 宴会を 盛り上げ
どうやって 電車で 帰ったのか
全く 記憶が ないくらい
ぐでん ぐでんで 帰宅しました。
そして 翌日 目が覚めて
出社する前に 財布の中身を 確認したところ
なぜだか 財布は 空っぽ。
え! 6万円は??
どう考えても 訳が 判らないまま
会社に 出社しました。
すると 早速 わたしを 見かけた
取締役部長が す~っと 近づいてきて
1万円札を 差し出すでは ありませんか。
「いやぁ~ さすがに 君からは 貰えないよ」
なんて 言いながら
1万円札を 返してきます。
その後 取締役常務や
取締役専務が 出社するたび
わたしを 見つけ 1万円札を 差し出してきます。
そして 極めつけは 社長です。
わたしに 向けて 差し出した
1万円札は なんと 3枚。
申し訳ないんですが 全く 記憶がないので
わたしが 何を したのか? 聞いてみると
忘年会が 終わって お開きになった際
役員連中だけが 乗り込んだ エレベーターに
平社員の わたしが 一緒に 乗り込み
役員連中に 対して
「せっかく 難波まで 来たんだから
これで 遊んできなさい」
と 小遣いを あげ出した そうです。
そう 平社員が 役員に 対してです。
よく聞けば 社長には 特別に
3万円 小遣いを 渡したそう。
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おまえは 会長か!
まぁ 今となっては 懐かしい 武勇伝です。