【河内音頭】 に 【負けないで】
まずは 昔話から。
もう かれこれ 30年ほど前
わたしが 大学生の頃や
美容師 見習いの頃は
まさしく 【マハラジャ】などの
ディスコが 全盛期でした。
そんでもって
その 当時の わたしは
今とは まるで 別人
なので ぱっと見
流行の ディスコとかにも
行き慣れているように 見られがちですが
実際のところは 超苦手。
なんと ディスコは
生まれて このかた
2回しか 行った事が ありません。
まぁ そんな
ディスコ嫌いの 理由は
至って シンプル。
BGMが うるさいからです。
ちなみに わたしは
若い頃から お酒が 超 大好き。
お酒を 飲みながら
熱く 人生を 語るってのが
その頃からも 超定番でした。
ちなみに 一度でも
わたしと お酒を 飲んだ方は
嫌というほど 知ってるはず。
そりゃ 飲めば 飲むほど
うんざりするほど しゃべります。
しかも それが とにかく くどい。
何回も 同じ フレーズを しゃべり
その フレーズに
自分自身が 酔いしれるという
もっとも 人から 嫌われる 飲み方です。
そんでもって
お酒を 飲む時は
基本 しゃべれる お店しか 行きません。
そう 居酒屋系が しっくり いきます。
ガンガン BGMが 流れていると
どうも 落ち着きません。
これは 私生活でも その通り
大音量で 映画を 見たり
大音量で BGMを 流したり
わが家では まず ありません。
話し声が 聞こえる程度に
音量は 絞っています。
家族全員 会話 重視だからです。
しかし そんな わが家も
毎年 1年に 2日間だけは
大音量で BGMを流し
まるで ねずみハウスが
【ディスコ】や 【ライブハウス】
状態になります。
それこそ 築後25年以上の
ザ・昭和の 自宅の 壁が
壊れるんじゃないの?ってくらい
ビリビリ 振動するほどの
大音量の BGMの中で 過ごします。
そして 当然ながら
この 2日間は わが家から
全ての 会話が 消えます。
誰も しゃべらず ただ ひたすらに
大音量の BGMに 耳を 傾けます。
まぁ しゃべったこところで
なにひとつ 聞こえないからです。
そして その 2日間は
毎年 決まったように
【24時間テレビ】の時期。
そう まさしく 昨日のことです。
ちなみに 流れる BGMは
真夏の 大阪人の 定番。
他府県の人は 信じられないでしょうけど
大阪府民は 毎年 夏になれば
【河内音頭】以外 聞きません。
カラオケも もちろん 【河内音頭】
車の BGMも 【河内音頭】
普段の会話も 真夏だけは
音頭調で 話します。(全部 嘘)
ちなみに そんな 【河内音頭】は
お盆の時期が それこそ ピーク。
地域の 盆踊りで やぐらを 組み
河内音頭の 生演奏なんていう
光景も よく 目にします。
そう わが家が まさしく その状態。
ちなみに わたしの自宅は 門真市ですが
地域の活動が まずまず 盛んで
盆踊りなんかも 熱心です。
そんでもって たまたま
わが家の 目の前は 公園で
毎年 ここで 盆踊りが 開催されます。
公園が 目の前なのは
普段 生活するには 良いにしても
そんでもって
なによりも 一番 困っているのが
祭りのときの やぐらの 位置で
なんで ここなの?ってくらい
べったり わが家の 目の前。
なんと ステージから
それでいて 2階の リビングと
やぐらの 高さは ほぼ 同じ 高さ。
この 2日間は
自宅の リビングにいながら
やぐらの ステージの上にいるような
しかし それは それ
アンプから 流れる 音は
そりゃ 半端なく 強烈です。
毎年 24時間テレビの フィナーレで
マラソン ゴール寸前に 流れる
ZARDさんの 【負けないで】は
毎年 全く 聞こえず
わが家は 毎年 【河内音頭】で
そして これを 毎年 辛抱し
早いもので 今年で 25年目。
さすがに 毎年 この時期になると
家族全員 ブルーに なります。
そんでもって 不思議なもんで
いくら 昼間に 雨が 降っても
なぜか 夜は 小雨になり
延期や 中止になることも ありません。
昨日だって そう。
昼間は じゃんじゃん 降ったものの
盆踊りの 時間になれば
雨は ぴたっと やみます。
そして 昨晩も とうとう
24時間テレビの エンディングを
河内音頭で 迎えました。
本来の 【負けないで】であれば
それこそ 感動的な フィナーレになり
涙も こみあげて きますが
【河内音頭】の場合
こみ上げて くるのは 怒りだけ。
【愛は 地球を救う】なんて
気分には これっぽちも なれません。
ただ これは これで
初めての方に とっては 貴重な体験です。
ぜひ 来年の
24時間テレビの フィナーレを
河内音頭で 迎えてみたい方は
わが家に お越しください。
「愛で 地球なんか 救えるか!」
なんていう すさんだ 気分に
確実に なれるでしょう。