東大阪市不動産会社 リナホーム代表なおきのブログ

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リナホーム情報

【西森くん ありがとう そして さようなら】

 

今日は とっても 残念な 報告です。

突然ですが 当社の 

西森くんが 9月中旬をもって 

退社することに なりました。

 

 

ちなみに 年初から 当社に 勤め

抜群の キャラクターで

お客さまから 支持されており

また 7月からは 吹田エリア進出を

着々と 進めてくれていたので

内心 とっても 悲しいです。

 

 

ちなみに 夏休み明けの 21日に

彼と 将来の夢について

いろいろ 語り合った際に

彼の 捨てきれない 夢を 

はじめて 知りました。

それは 誰もが 加工することが 出来ない

ネジを この世に 創り出すこと。

 

 

もともと 彼は 入社する前

家業の ネジ工場を 経営していました。

お父さんが 興した 工場を

彼が 跡を 継いで

低迷していた 会社を 立て直し

負債も 全て 完済したほど

彼は 優秀な ネジの 加工技師でした。

 

 

その後 家庭の事情もあり

軌道にのっていた 工場を

閉鎖することに 至ったのですが

経営が 行き詰って 

倒産したわけでは ありません。

 

 

ちなみに 彼がしていた 仕事は

大手の ネジ製造メーカーから

特殊な ネジの加工を 依頼された後

旋盤の機械を 駆使して

他では 創り出せない ネジを

製造メーカーに 納品するという

いわば 技術屋さんの 仕事。

彼から 聞いたところによると

彼の ネジを 創り出す 加工技術は 

国内では 数人しか 出来ない 

高度なものと 知りました。

 

 

全く 異業種の 不動産営業に

魅力を 感じていない 

わけでは ないのですが

いつか また ネジ工場を 再建し 

この世に 誰もが 創れない ネジを

プロデュースしてみたいという

想いを 捨てきれずに

内心 悩んでいたようです。

 

 

わたし自身 彼が そういう 想いを

心の 奥底に 抱いているとは 

全く 予測していなかったので

聞いたときは 正直 動揺しました。

 

 

しかし 彼は 

とっても 可愛い 青年で

わたしは 息子のように 思っています。

息子が より 幸せに なるのであれば

その夢を 後押しして あげるべきだと

思う 親心が 半分。

寂しくて 悲しい 思いが 半分。

でも 最終的には 彼の 夢を 

応援して あげるべきだと

話を 聞いたのち 心に 決めました。

 

 

その後 退社時期や 

彼の お客さまの 引き継ぎなど

彼が 新たな スタートを 切るための

打合せをして 9月中旬をもって

退社することに なりました。

 

 

なので 夏期休暇 明けより

彼の ブログが 更新されてないのも

そんな 背景が あったからです。

とにかく 吹田進出は 一旦 断念し

彼の ブログも 近日中に 

閉鎖することに なります。

 

 

彼を 応援してくれた さまざまな方

本当に ごめんなさい。

でも 彼は きっと 頑張ります。

きっと 今より 幸せになります。

わたしも そう 信じて

彼の 夢を これからも 応援します。

 

 

西森くん 短い期間だったけど

出会えて 本当に 良かった。

違う道を これから 進むことになるけど

いつまでも リナホーム 

ファミリーの 一員です。

必ず 夢を 実現してください。

ほんと 今まで 

頑張ってくれて ありがとう。

 

 

そして 最後になりますが

ここから 西森くんに バトンタッチして 

彼からの お別れの 挨拶です。

 

 

(西森君の挨拶)

 

 

こんにちは。

リナホームの 西森です。

 

 

社長に 出会ったのは、

私が、住宅を

さがしているとき。

 

 

きっかけは、

ひょんな ことでも、

人生とか、考えに

大きな 変化が

生まれました。

 

 

リナホームの

経営者。

そして、不動産仲介の

営業マン。

それでいて、

どこの、誰よりも、

親切・丁寧・誠実という

営業マンとしては

無限の ノルマを

自身に 課し続ける

ストイックな 哲学者。

 

 

そんな社長の

人としての、人間力に、

圧倒され、

感銘をうけ、

惚れ、

嫉妬し、

あこがれ、

いつも、頭のどこかに、

社長の姿が、

浮かんでしまう。

 

 

そんな、かわった病気に

かかってしまいました。

今も、その病は、

癒えませんが、

社長に 処方された、

薬が あります。

 

 

それは、

常に すべてに

全力で、

頑張りぬき、

自分や お客様、

そして、出会う

すべての人の

幸せについて、

考えてみる、

という 習慣。

 

 

それを 自分なりに

解釈し、

考え、

そうなるように、

行動し、

忙殺される 日々。

 

 

自分では、幸せへの

行程を、

行動し、

実践しているつもりでも、

想いが ちがう形で

受け止められたり、

そもそも、伝わらなかったり。

なにかを 伝えるということを

シビアに 追求することの

難しさを 知った日々。

 

 

いろいろ 思い悩み、

単純に、自分にできること

全部を やろうとしていたときに、

社長が 

かけてくれた

言葉が あります。

 

 

「西森くん。

自分を 犠牲にして、

誰かを 

幸せにするということは

できないんだよ。

神様じゃ、

ないんだから。

もう少し、

自分の幸せについても

考えてごらん。

そうすると、

いろんなことが

上手くいくんじゃない?」

 

 

この言葉の、

すべてが 理解できた

わけではありませんが、

私なりの 解釈が あります。

 

 

自分のことを、

幸せにも できないのに、

人のために 動くことや、

人を幸せに することが

できるはずなんて ない。

不幸自慢は、半人前の証。

自分が 胸を張って

誰よりも 幸せに

なることで、

自然と 人を

幸せに できる人になる。

なぜなら、身近な人の

幸せが なければ、

自分の幸せなんて

成り立つはずが、

ないから。

 

 

恥ずかしながら、

この歳になって

はじめて、

本気で 

考えはじめました。

 

 

自分が なにを

しているとき 幸せで、

どんな人間で

ありたいか。

仕事以外の

目標や、

歳をとってからのこと。

自分にとって

本当に 大切な人。

自分が 単に、

生きて 死んで、

それでいいの?

 

 

そんなことを

考えていると、

ちょっとだけ、

伝わりにくい、

気持ちかも

しれませんが、

「旋盤 まわしたい。」

そんな 衝動にも

似た気持ちが

湧いてきて、

とまらなく、

なってきました。

 

 

ねじの 製造を、

仕事に しているときは、

途中でスグに

仕事を サボる

ロボットや、

ちょこちょこ

不良品を 混ぜてくる

機械。

すぐに、ダメになる

旋盤の 工具。

そんなものや、ことが、

毎日、挑みかかってくる

敵で、それらを

仕方なく、正常に

戻していく作業の連続。

 

 

自分なんて、

機械や ロボットの

ために 働かされて、

こき使われる。

そして、やっと

稼いだ お金も

どうしても、

機械を買うことに

使ってしまう。

 

 

最悪の 悪循環が

続く 泥沼に、

どっぷりと

つかって 

抜けられない

気分が

どうしても

嫌いで、

うんざり

していました。

 

 

そこに家族や

その時の 私には、

どうしようもないような

問題が重なり、

それらから

逃げるように、

工場を 閉めました。

 

 

幸い、工場は、

経営的に黒字で、

金銭的な迷惑を

かけることなく、

想像していたよりは

スムーズに 廃業。

 

 

正直、ほっとしていました。

 

 

できれば、

今度、就く仕事は、

大きな借り入れを

つくらなくて済み、

機械ではなく、

人の顔をみながら、

会話のある仕事。

欲を言えば、さらに、

誰かの 幸せにつながるような

そんな 仕事がしたい。

 

 

そんなことを

考えているときに、

社長との 出会いがあり、

身の回りの、

整理だけをして、

リナホームに 

飛び込みました。

 

 

もちろん、

期待していた、

仕事への 目論見は

すべて 叶い、

何人もの、

お客様に、

素敵な 笑顔を

いただきました。

 

 

多くの人にとって、

人生で 一番大きな

買い物の お手伝いを

させていただく。

そして、ほんとうに、

「ありがとう」

という言葉を、

かけて いただく。

 

 

「仕事」というより、

「良いことを、したかも」

という 感想のほうが

しっくりきます。

 

 

社長からの 紹介にも

ありましたが、

私は、もともと、

旋盤の 職人です。

 

 

もちろん、

きちんとした、

営業の 仕事も、

リナホームが、

初めてです。

 

 

工場で、していた

営業活動は、

業務 と呼ばれる仕事と、

知りました。

 

 

営業という、

仕事のなかで、

得る 気持ちは、

他では 

得られないもの

みたいに、感じました。

 

 

営業という

仕事を通じて、

人を 幸せにする。

 

 

そんなの、

綺麗ごとでしょ。

って心のどこかで、

考えていたのが

完全な 間違いだったことに

気づきました。

 

 

出会った人を、

幸せに できなければ、

不動産なんて、

売ってはいけない。

そして、

売ることは、できない。

 

 

それを

繰り返し、

教えていただきました。

 

 

そして、

いよいよ、

私自身の、

幸せを、

考えたとき、

「やっぱり、

ものづくりを

やりたい。」

 

 

そんな気持ちが、

衝動みたいに、

何度も、思い浮かびました。

寝る前に、

知らない間に、

爪の伸びた、

自分の手を眺め、

指先の 感触が

鈍くなっていることを

再確認したり。

それが、なんなのか

よくわかりませんでした。

 

 

でも、本当に、

自分の幸せを、

考えると、

自分でないと、

できない加工をし、

それが、世の中の、

どこかに、

活かされていく。

そんな充実感に、

勝るものが、

僕の中に、

ないことが、

わかりました。

 

 

わたしは、

どうあがいても、

職人です。

もちろん、

営業に 似た仕事は、

できたとしても、

ものを つくる 

よろこびが、

どうしても、

勝ってしまいます。

 

 

お客様に、

営業として、

不動産や、

何か他のものを、

プロデュースするとして、

その過程に、

なにか、自分の作ったものを

織り込んで 幸せにしたい。

 

 

そんな葛藤を

知らないあいだに、

続けていました。

 

 

夏季休暇が明けて、

それが社長に

伝わっていたのか

どうかは、想像に、

及びませんが、

「西森くん。

目標と、夢はなに?」

社長に、問いただされました。

 

 

もちろん、

口にできるような

内容では、ないのですが、

社長の 口からこぼれる、

いろいろな おはなしに、

つい、相談のような

かたちで、

製造への 想いを

口にしました。

 

 

じっくりと、

最後まで、

私の話を、

聞いてくださったあと、

「それなら、

西森くんは、

できるだけ早く、

その道を、

頑張るべきだ。」

そう言って、

いただけました。

 

 

つい、先日、

吹田市への エリア進出という

大役を、全面的に、

任せていただき、

無我夢中で、遮二無二、

前進しているのが、

当然なのに、

きつく、叱られるという

予想は、

見事に、裏切られました。

 

 

それからの、

社長の話は、

私が、工場を、

再建するとしたら、

どうしていくか、

という、私の将来の

話ばかり。

 

 

いまだに、

リナホームで、

割り振られて、

いたことを、

どうするか…

といった話は、

いっさい ありません。

「あとは、俺が

全部ひきつぐから。

西森君は、

自分のことを

頑張れ。」

の一言で、

終わりでした。

 

 

その瞬間に、

私のなかにあった、

旋盤、そしてネジ。

工場を再建したいという

漠然とした、衝動が、

目標と、夢に、

変わりました。

 

 

リナホームを、

結果的に、裏切り、

後足で、砂をかけ、

看板にまで、泥を塗り、

私の、お客様までも、

社長に バトンタッチ。

迷惑や 裏切りの

オンパレードになる。

そういうことを、

しているという自覚は、

ありますが、

気持ちが 固まってしまい、

加工への想いが

消えなくなってしまいました。

 

 

やるからには、

全力で、最高の、

加工をし、

「これでよかった」

と、思える工場を

つくりたいと、

おもっています。

 

 

ありがとう とか、

ごめんなさい って、

子供でも言える言葉で、

どうしても 不十分です。

 

 

でも、ほかに、

言葉を、知りません。

 

 

これまでに、

出会った お客様。

私の ブログを、

ご覧になって くださった、

ことの あるかた。

応援して くださった かた。

声をかけて、

くださった かた。

そして、

部長。

社長。

 

 

9月中旬。

リナホームを

退職 いたします。

 

 

裏切ってしまったかた。

ごめんなさい。

いろんな かたちで、

出会ったかた。

ありがとう。

 

 

わたしは、この9か月を

一生の財産に、

今後、頑張っていきます。

 

 

なにかのかたちで、

いろんな、

気持ちや、

ご恩を、

返せるような、

自分に 成長して、

再会できる日を、

目指します。

 

 

ほんとうに、ほんとうに、

ありがとうございました。

 

 

それでは、

失礼、いたします。

 

 

(株)リナホーム

西森 正幸

 

 

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