【なおきちゃんの　ひと夏の成長】

 

わたしは　間もなく　

５０歳の　大台に　突入します。

普通　この年齢になれば

自己啓発しても　なかなか

性格を　変えることは　困難です。

 

 

でも　諦めずに　苦手な事でも

日々　向き合って　努力していれば

年齢に　係わらず　人は　成長します。

そんな　貴重な　経験を　

この夏　体験しました。

 

 

自分で　言うのも　なんですが

ひと回りも　ふた回りも

人間が　大きくなったと

我ながら　感心しています。

 

 

ちなみに　ご存知の方は　いるでしょうが

わたしの　自宅は　ザ・昭和の

小さな　３階建てです。

さすがに　築年数が　

２７年も　経過すれば

ネズミが　住みついたり

予期せぬことが　発生します。

 

 

そして　今年の夏は

異常に　ゴキブリが　出現しました。

一番　多かったのは　浴室付近。

浴室扉を　あけた　途端に

大きな　ゴキブリを　発見なんてことが

ほぼ　３日に　１回の　

ペースで　発生します。

その次に　多いのは　玄関付近。

ここも　１週間に　１度くらい

大きい　ゴキブリを　見かけます。

 

 

ちなみに　４人家族の　

わが家で　男は　私だけ　

必然的に　ゴキブリ駆除は

わたしの　役割りと　なっています。

しかも　見つけたときは

必ず　殺すことを　

家族から　義務付けされてます。

 

 

間違っても　逃がした場合は

「この　役たたずが！」

と　罵声すら　浴びは　しませんが

家中が　暗いムードに　陥ります。

なので　見つければ

必ず　仕留めなければという

プレッシャーを　背負ってます。

 

 

そうなると　大事なのは

いかに　瞬間的に　発見する事と

出逢ったときの　位置取りの

ポジションが　重要です。

 

 

まず　居そうな　浴室に　入る前は

殺虫スプレーを　手にし

足音を　殺して　近寄り

照明を　付けると　同時に

いきなり　扉を　開けて

くつろいでいる　ゴキブリに　

精神的ダメージを　与えます。

 

 

その後　スプレーを　噴射する

角度を　咄嗟に　判断し

浴槽に　スプレーが　かからず

しかも　ゴキブリを　

確実に　追い込める　

最適な　ポジションを　計算します。

 

 

もちろん　その間　ゴキブリから　

一切　目を　離しません。

ゴキブリが　一瞬　戸惑っている

わずか　２秒くらいの　間に　

それらを　俊敏に　判断し

先制攻撃を　仕掛けます。

このようにして　この夏

相当な　数の　闘いを

全て　勝利で　終えようとしています。

 

 

そして　最近になれば

闘い方も　さらに　レベルアップし

暗闇の中でも　あの黒い姿を　

発見することが　できます。

まぁ　いわゆる

赤外線スコープ　みたいなもんです。

 

 

この夏を　迎えるまでは

奴を　発見するたび　

心臓が　ドキドキしていたのが

今じゃ　心拍数も　全く　正常。

アーモンドチョコを　見つけたくらいの

完璧な　平常心です。

 

 

そんでもって

今じゃ　相手の姿が　小さければ

あえて　見逃してやり

「大きくなってから　出てこいよ」

なんて　男気を　見せています。　（嘘）

 

 

まぁ　このように　

ひと夏を　越して

人として　男として　

夫として　父親として

ひと回り　大きく　成長しました。

 

 

いずれは　ネズミを　見つけても

平常心で　いられるような

新たな　ステージへ　向け

今後も　日々　成長していきます。