【なおきちゃん花嫁の父になる 第3章】
本日は 昨日の続き
ちなみに 昨日
ブログを 書いている 途中から
娘が 東京に嫁ぐという 事実が
実感として 初めて 襲ってきました。
振り返れば もともと
子供好きな わたしは
積極的に 子育てに 参加しており
小さい頃は セーラームーンごっこや
アンパンごっこをしたり
幼稚園の 先生になりきって
幼稚園ごっこを したり
全力で 接してきました。
一緒に 遊んでいるときの
子供たちの はしゃぐ姿
楽しそうに 笑う 笑い声
それらが 走馬灯のように
思いだされ 涙腺は 緩みがち。
こりゃ 感極まって 泣くかも?
そんな まずい 心理状況で
待ち合わせの 料理屋へ 向かいました。
例のごとく 待ち合わせ時間より
30分も前に 到着したので
先に 料理屋さんで 待つ事に。
そこへ 一本の 電話が かかり
出てみれば 値段交渉していた
商談が 成立したとの 嬉しい電話。
さっそく お客さまに 電話して
交渉成立したことを 伝え
満面の笑みで しゃべっている所に
娘と 婚約者は 登場。
その後 しばらく お客さまと
笑顔で しゃべった後 電話を切り
あわてて まずは 挨拶しました。
お客さまと しゃべっている時の
笑顔から 急変するのも
ちょっと 不自然なので
満面の 笑みのまま
挨拶を かわしました。
そして まずは 彼が
どんな人か?見定めるために
学歴や 仕事の経歴
実家のこと 両親の事
いろいろ 質問しました。
すると それに対する 彼の応対が
とても しっかりしながら
時折 見せる 笑顔は
なんとも やさしく いい感じ
好青年で あることが
すぐに 伝わりました。
また その隣で
彼を 見つめる
次女の 表情も なんとも 優しく
わたしと セーラームーンごっこ
遊びを していたときには
引き出せなかった 表情が
そこに 垣間 見れました。
今現在 次女が
幸せで ある事は 間違いありません。
そうであれば 何ひとつ
反対する 理由は ありません。
ただ 大切な 娘を
東京へ 嫁がす 父親として
伝えたいことは きっちり 伝えました。
「まず ふたりの結婚に
反対するつもりはない。
でも これだけは 伝えておくわ
わたし達 夫婦は
娘を 大事に 大事に 育てた
その娘が 東京へ 嫁ぐ
めちゃめちゃ 寂しいんや
君も 将来 親になったら
この気持ちが 解るはずや
もともと 俺は 子供好きやから
将来 孫ができて
しょっちゅう 孫と 遊ぶ
そんな 老後を 楽しみにしてた
でも 東京は 近いようで 遠いんや
しょっちゅう 行き来することは
出来へんはずや
俺が 勝手に 描いていた
孫との 楽しい日々は あきらめるわ
そのかわりやで
俺は 娘が これから
どんどん 幸せになっていく
その姿を みることを
俺の 老後の 楽しみにする
普通に 幸せになるくらいじゃ
割に あわへん
誰よりも 幸せに してや
それを 見て 俺は はじめて
この結婚が 本当に 良かったと 思えるねん
娘は 俺にとっては 宝物や
これからは 君の 宝物にしてや
めちゃめちゃ 大事にしてや
約束やで 守れるか?」
たしか こんな事を 伝えました。
すると 彼は 真剣な 表情で
「娘さんを 必ず 幸せにします。
何よりも 大事に 大事にします
どうか これから 宜しくお願いします」
短い 言葉の中に
彼の 覚悟が 伝わりました。
その後は
「固い話は もうこれで 終わり
君は 今から ファミリーや
さぁ 飲むで!飲むで!」
と わたしは 高らかに 宣言し
彼と 楽しく 酒を 交わしました。
こうして この秋 わが家には
新しく 家族が 加わります。
今までは 娘が 選んだ人でしたが
今日からは わたしが
選んだ人にも なります。
ふたりの 幸せのために
責任と 愛情を 持って