【はましゃぶな同級生】
昨晩は 梅田 茶屋町の
3番街 地下2階にある
ハマグリ料理専門店
【はまぐり庵】吉祥別邸に
ちなみに 一緒に 行ったのは
中学から 大学まで
ちなみに 彼とは
中学時代 同じ バレーボール部で
一緒に バンドをしたりして
わたしにとって 中学時代
一番 仲の良かった 友人です。
そんな 彼が
ここの ハマグリは 最高やでと
連れてって くれました。
ちなみに メニューを 見てみると
食べたい メニューが 目白押し
そんでもって
彼は 常連さんのようで
メニューを 見るまでもなく
注文を はじめました。
まずは はまぐり出汁巻き
そして 彼が ここで ひとこと
ここに 来たら 今から 注文する
これを 食わなあかん。
そのために ここに 連れてきたんや。
と 自慢気に 注文したのは
はましゃぶという 蛤の しゃぶしゃぶ
しかし すかさず 店員さんが
「はましゃぶは 予約されてますか?」
「予約されてないと 出せません」
と ぴしゃり。
すると 彼は
「前は 予約せんでも 食べさしてくれた」
「あるんやろ はまぐり? 出してよ」
と 食い下がります。
しかし 店員さんは
「予約の方 限定ですので 無理です」
と 断固として 応じず
それでも 彼は
「はましゃぶ! はましゃぶ!」
と 涙ながらに 訴えたものの
結局 はましゃぶは
お預けに なりました。
そこから 彼は 表情が 一変
明るかった 笑顔は 消え
70歳過ぎの お年寄りのように
「俺が お店の 店員やったら
絶対 出してるのに」
「はましゃぶが 食べられへんなら
ここに来た 意味がない」
「はましゃぶ 以外は 何も食べたくない」
と その後 会計するまで
ずっと はましゃぶの 愚痴ばかり。
そんでもって
わたしは もともと はましゃぶを
食べたことがないので ノーダメージ。
10年ものの はまぐりなど
そして ここから
気分を 取り直して
彼の 行きつけの バーへ。
ここでも はましゃぶ はましゃぶと
愚痴るのかと 思いきや
急に 真面目な 仕事談義へ。
彼は もともと 高校生のときに
生徒会長を していたり
人を 引っ張る リーダー的な人。
その後 誰もが 羨む
超大手の 広告会社に 勤務したのち
その後 独立して
株式会社カプセルを 創業。
SMAPとかの イベントを 手がけたり
また 数々の
有名 アーティストを プロデュースし
また 最近では
兵庫県の 須磨海水浴場で
関西テレビさんと タッグを組んで
【スマハマ ナツイチ】なんていう
プロモーションを 成功させたり
とっても 優秀な 経営者です。
そして 最近は それだけでなく
電気代の コスト削減に つながる
新たな 事業を 立ち上げ
沖縄から 北海道と
全国を 飛び回っています。
まぁ 東大阪市や 大阪市で
こじんまりと 不動産会社を
経営している わたしからすれば
雲の上の 存在。
どの業界でも 出来る人の 話は
胸に 響くものが あり
ほんと さっきまでの
はまぐり庵とは まるで 別人
これが 本来の 優秀な
彼の姿 なんだと 見直しました。
そして その後 別れ際に
彼が ぽつりと ひとこと
「はましゃぶ残念や」
え! まだ はましゃぶ?
お互い これからも 頑張ろうな
なんていう 別れ言葉ではなく
まさかの はましゃぶの 愚痴。
さっきまでの 格好よい
経営者の顔は すっかり消え
出来る男なのか?
異常な はましゃぶ好きな 奴なのか?
もう どっちでも 良くなりました。