東大阪市不動産会社 リナホーム代表なおきのブログ

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なおきちゃんの不動産講座

なおきちゃんの不動産講座【洋室なのに納戸の謎】

 

本日は 不動産講座です。

ちなみに 今現在 

新築戸建や マンションとかを 

お探し中の方の なかに

どうみても 普通の 洋室なのに

販売資料の 間取り図面に 

納戸と 表記されているのを

不思議に 思った方が きっと いるはず。

 

 

それじゃ なんで 

そんな 表記になるのか?

それを 今から 説明します。

ちなみに 建築基準法の 解説なので

まぁまぁ 難しい 説明になりますが

覚悟して 読んでください。

 

 

それでは まず 建築確認の際に 

採光計算というものが あります。

居室として 利用するためには

部屋の 床面積の 1/7以上の

窓など 開口面積が 必要とされてます。

 

 

厳密には それに 

軒先と 敷地境界までの 水平距離などを

用途地域に応じた 採光補正係数と

いう 数値を 掛けあわせて

その部屋に 必要な 窓とかの 

開口面積を 弾きだします。

なので 窓の 大きさや 数などは

デザインだけでなく 採光計算によって

決っていると 思ってください。

 

 

たまに 天井に 

トップライトという天窓が 付いている 

住宅が ありますよね?

あれも 採光計算上 

どうしても 数値が 足りないため

トップライトを 付けることで

数値を クリアしようとするためで

それ以外の 意味は たいして ありません。

 

 

ただし そんな風に

トップライトを つけることで

採光が 確保されれば 良いのですが

マンションとかは そうはいきません。

そこで 登場するのが 

納戸申請と 呼ばれるもので 

納戸であれば 居室としての 

採光計算が 確保できなくても 

建築確認の 許可がおります。

特に 北側の部屋が 

納戸になっていたり するはずです。

 

 

しかし 購入者にとっては

納戸として 利用するわけでなく

洋室として 使用しているのが 一般的

仮に 納戸申請であっても 

普通の 洋室と 理解して

なにも 気にする 必要は ありません。

 

 

あと この 採光計算は

実際 建っている 建物の 

立地など あまり 考慮せず

あくまで 卓上で 弾き出した 数値なので 

計算上 暗い部屋であっても

実際は 日当たりが 良い

なんてことが たびたび あります。 

 

 

ちなみに 例を あげてみれば

たまたま 家の 裏手が 

畑とか 青空駐車場の場合

窓から 光が 入ってきますよね?

でも 建築基準法上では

そこに 建物が 建っているとして

さほど 光は 入らないと 計算するので

実は 納戸申請になった 部屋が 

一番 明るかったりする

なんて事が ありえるのです。

 

 

又 そのような部屋を

納戸申請してない場合に

めちゃめちゃ 日当たりが良いのに

採光計算上は 数値が足らず

さらに トップライトを 付けて

暑くて 暑くて たまらない

なんて お部屋も たくさん 見かけます。

 

 

そのように あくまで 

建築確認上の 採光計算は  

卓上の計算だと 理解して

間取り図面の 洋室や 納戸とかの 

表記に あまり 左右されずに

実際 部屋としての 使い勝手や

実際の 日当たりを 現地で

確認することが 重要です。

 

 

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