【決死の脱出】
昨日に 続いて 今日も 恐怖体験です。
ちなみに 今日の 体験談は
数週間ほど前の 出来事なんですが
ブログに アップしたことを
当事者に 見られたら ややこしいので
本日まで 温めてました。
まず ことの 発端は ネットから
実家を 売却したいとの 1通の メール。
その後の やりとりが 気に入ってもらえ
ぜひ 貴社に 頼みたいとのこと
すぐにでも 売れそうな 好物件なので
意気揚々として 翌日 訪問しました。
そして 当日 約束の時間 ぴったしに
ドアホンを 押しましたが
一向に 返事がありません。
その後 数分おきに 何回か
チャレンジするもの やはり 返事なし。
ちなみに ドア越しに ピンポンという
電子音は 聞こえているので
ドアホンの 故障では ありません。
途方に暮れながら 玄関先で
待つこと 約20分
ようやく 玄関ドアが 開きました。
そして 出てきた 男性は
呂律が 回っておらず
視線は 宙を さまよっています。
そして ズボンは 膝まで ずり下がり
下半身は むき出し のまま
こちらは 訳が 解らず 戸惑うばかり
昨日の 電話とは まるで
別人のような 喋り方でした。
えらいとこに 来てしまったと 思いましたが
引き返すわけにも いかず
部屋に 通してもらいました。
その部屋は 異常に 散らかっており
なぜか 畳の上には ハンマーや
えらく 太い チェーンとか
物騒なものが ゴロゴロ。
その後 異様な 空気の中
挨拶も つかの間
男性が 一方的に 喋りだしました。
しかし 呂律は 回らず 内容も 支離滅裂
酔っ払いのようですが 酒の匂いもせず
顔も ちっとも 赤くありません。
いわゆる これが 薬物で ラリってる
という 状態なんかな?と 思いました。
そして 男性が 言うには
いろんな 犯罪を 繰り返し
刑務所を 出たり 入ったりしている。
そんな 俺を 親兄弟は 見捨て
実家から 逃げて行った。
だから 勝手に 実家を
処分して 奴らに 復讐したるんや。
そして さっそく 今から
あんたに 売りに出て もらうつもりや。
要点だけ まとめると そんな内容でした。
当初 焦点が あわず
ぼんやり 虚ろだった 視線も
延々 しゃべり 続けたことで
徐々に 薬の 効果が 消えたのか
何を しでかすか 分からない
狂気の 目つきにかわり
わたしを じっと 睨みつけながら
わたしの返事を 待っています。
わたしは 貴方の気持ちは 理解できるが
登記上 所有者でない ままでは
お手伝いは 出来ませんと 伝えました。
すると それは 俺が
責任を 持つから 大丈夫
弁護士に 依頼していて
間もなく 俺の 名義になる
だから 今すぐ 売ってくれの 一点張り。
本当に まずいところに 来てしまった
なんとか 断って 一刻も早く
ここから 脱出しなければ・・・
しかし 玄関に 通じる
廊下の前に 男は 座っており
床に 凶器と なりうるものが ゴロゴロ。
一方的に 断り 家を 出ようとすると
後ろから 刺されて 殺される?と
マジで 危険を 感じました。
脱出する術が ないまま
訪問から 3時間経過したころ
そこに ピンポンと ドアホンが鳴りました。
男が 玄関先に 移動し
話してる 会話に 耳を 傾けると
どうやら 別の 不動産会社が
査定訪問に 来たようで
どうやら わたし以外にも
同時に 声を 掛けてたようです。
やった! 助かった!
新たな 犠牲者が 現れた!
これで 脱出できる!
と そりゃ 大喜びです。
しかし すかさず 男が ぽつり
「もう 頼む会社を 決めた
だから 帰ってくれ」
え!え! 断るの?
こりゃ まずい!
この時は あわてました。
この チャンスを 逃すと 二度と
脱出できないかも 知れません。
そこで わたしは カバンを 手に取り
早足で 玄関に 向かい
「わたしは 帰ります。
わたしは お手伝いできないので
今から 他の業者さんの お話を
じっくり 聞いてください 」
と 男に伝え
ベテランそうな 営業マンには
「それでは お先に」 と 挨拶し
強行突破で 脱出してきました。
余談ですが その後 ネットで
男の名前を 検索してみると
犯罪の ニュースが 続々と ヒット。
嘘では 有りませんでした。
わたしの 次に やってきた営業マンは
無事に 生きて 帰れたのか?
その 安否が 気になります。