東大阪市不動産会社 リナホーム代表なおきのブログ

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リフォームとれとれ情報

【リフォーム訪問営業に騙されないため その3 屋根を知る】

 

それでは 早速ですが 第3弾

今日は 屋根について 勉強しましょう。

まず ひとくくりに 屋根と 言っても 

さまざまな 種類が あります。

 

 

まず 昔ながらの 日本瓦

これは 和瓦とか 陶器瓦とも 言います。

 

 

また 最近 主流である カラーベスト

これは スレートと 呼んだり

商品名で コロニアルとも 呼びます。

 

 

その他 セメント瓦や 洋瓦

ガルバニウム鋼板葺きや 瓦棒屋根など

その他 たくさん 種類がありますが

ここでは 日本瓦と カラーベスト

ルーフバルコニーとかの 陸屋根に 

スポットを 当てたいと 思います。

 

 

まずは 日本瓦ですが

築年数によって 施工が 変わります。

昭和50年より ずっと 前であれば

概ね 土葺きが 主流でした。

杉の木を 薄く 切った 野地板に

杉の皮を 敷き詰めた上に

土を盛って 瓦を 重ねる 方法です。

 

 

その頃は 地震よりも 台風で

家が 飛ばされる事が 脅威だったので

屋根を 重たくして 飛ばされないように

そんな 意図も ありました。

この 土葺き屋根の 場合は

瓦が 固定されていないので ずれたり

落ちたりするのが 問題です。

 

 

その後 建築基準法の 耐震基準が 

変更された 昭和56年以降からは

屋根を 軽くして 地震で 倒壊しないよう

土葺きの 施工は 姿を 消しました。

 

 

その後の 日本瓦葺きの 施工は 

引っ掛け 桟瓦葺きと 呼ばれ

野地板に アスファルト ルーフィングという

防水シートを 貼ったあと

野地板に 桟木を 打ち付け

瓦の 裏側の ツメを 桟に 引っ掛けて

瓦を 釘で 固定するようになりました。

 

 

土を 盛らないため 軽くなったのと

瓦そのものを 釘で 固定するので 

簡単には ずれないように なりました。

もし 皆さんの 住宅が 日本瓦の場合

間違いなく 桟瓦の はずなので

余程 地震とかで 揺れない限り

瓦が ずれたり 滅多に ありません。

なので 訪問営業が 

お宅の 瓦が ずれてますよとか

トークしてきたら まず 疑ってみましょう。

下から 見て 瓦が ずれてるなんて

見えないのに いい加減なもんです。

 

 

それよりも 日本瓦で 心配なのは

鬼瓦とかの 漆喰の 劣化です。

 

 

ちなみに 鬼瓦とは 屋根の 頂上

棟と 棟とが 山になった所に

いくつも 積み重ねてる 瓦のことで

これらは 銅線で 固定されてるもの

隙間が たくさん 空いており

隙間を 埋めるため 漆喰を 塗ってます

 

 

それが 月日とともに 劣化して

時には 剥がれ 落ちたりします。

そのまま 放置していれば 

漆喰の 下地の 粘土質が 溶け出し

雨水が 侵入してくるかも 知れません。

 

 

しかし ここでも 瓦の下には

アスファルトルーフィングの 防水層があり

雨漏りに 至らない事が 多いです。


 

 

それと 一般的な 屋根の形状は 

結構な 勾配が 付いているので

雨水が 天井裏に 漏れる前に

勾配でもって 外に 流れ落ちる

だから 雨漏りしないことが 多いんです。

 

 

しかし 傷んでいる 漆喰は

出来れば 直したほうが 良いのは 事実

しかし 漆喰の 補修をするにも 

当然ながら 足場が 必要で

50万円以上は 費用が 掛かります。

劣化した 漆喰は 直したほうが 良いけど

雨漏りが なければ 放置するのも

わたしは 全然 有りだと 思います。

 

 

ここまで 大丈夫ですか?

それでは 次は カラーベストについて

説明を はじめます。

まず カラーベストも 屋根下地に

アスファルトルーフィングの 防水層を 貼り

 

 

その上に 1枚づつ カラーベストを 重ね

釘で 止めていくのが 施工方法です。

 

 

そうです カラーベストも 日本瓦も

下地工事は たいして 変わりません。

変わるのは 仕上げとなる 瓦です。

こちらは 日本瓦よりも 軽く

メンテナンスが 少なく 済むのが 特徴。

厚みが 薄くて 空気層が ない為

断熱効果は 期待できませんが

メンテなしで 雨漏りが 起こりにくい 

屋根だと 言えるでしょう。

 

 

訪問営業マンは カラーベストの

表面が 月日によって 劣化すると

雨が ジワジワとしか 流れなくなり

雨漏りの 原因になるので

カラーベストの 表面塗装を 勧めますが

普通は しなくても 大丈夫。

 

 

これも しないより したほうが 

良いのは 確かですが

屋根の勾配が あるので

そう簡単に 屋根裏に 漏れてきません。

まぁ 極端に 屋根の 勾配が 

緩やかな場合を 除き

30年くらい 何ひとつ メンテしなくても

雨漏りが なければ 放置で 十分

そんなに 心配しなくて 大丈夫です。

 

 

このように 勾配のある 屋根からは

そう簡単に 雨漏りが 起こりません。

しかし これと 違って

ルーフバルコニーとかの 陸屋根は

わずかしか 勾配は ありません。

 

 

大丈夫なのか 左右するのは

どのような 防水工事を しているのか

それによって 随分と 変わります。

ここ 15年ほどは ほぼ FRP防水で

しかも 2層 3層 防水層を 施工するので

地震とかで 亀裂が 起こらない限り

まぁ 心配は 要りません。

見分けとしては カーボンのような 土間で

仕上げに グレーの ペンキを塗っている

それが FRP防水です。

 

 

それとは 違って 心配なのは

アスファルト防水や シート防水です。

耐久性が 弱く メンテが 必要です。

土間の 仕上げが モルタル仕上げならば

間違いなく アスファルト防水です。

モルタルは 亀裂が 起こりやすいので

陸屋根の場合 要注意です。

 

 

そんでもって

ここらで 外部の メンテナンスについて

簡単に まとめましょう。

まず 外壁にしても 屋根にしても

メンテナンスは 無駄では ありません。

しないより したほうが 良い

それは 間違い ありません。

 

 

しかし メンテには 100万円ほどの

大きな 負担が 発生します。

それだけの 費用を 投じる

価値が あるのか ないのか?

経済的に 相当 余裕があれば

念のため メンテするのは ありでしょう。

しかし 一般的には そうでないはず

明らかに 生活に 支障をきたす

雨漏りが 起こっていなければ

起こるまで 放っておくのも ありです。

もしかしたら いつまでも 

起こらないかも 知れませんので。

 

 

そんでもって

訪問営業マンは 雨漏りが なくても

雨水に 濡れた 柱や 梁などの

木部の 構造材が 腐ると 脅しますが

そんな簡単に 木は 腐りません。

もともと 木は 雨に濡れ 太陽光を浴び

それで 生きているのです。

 

 

多少 濡れたところで じき 乾燥します

池の中に 年中 浸かっていれば

そりゃ 腐ったりも しますが・・・

しかし 住宅の 外部の 構造材の場合

雨が いつかは やんで 晴れてくると

嫌でも 温度が あがり 乾燥します。

 

 

ちなみに 工事現場に 材木が届くまで

材木は 商社の 船で 雨に 打たれ

製材されたのち 卸しの 材木屋では

屋根のない 屋外で 雨に 打たれ

そんな風にして 工事現場に 届きます。

 

 

当然 濡れるより 濡れない方が 

良いのは 確かですが

少々 濡れても 腐ったりしないか?

過剰に 心配しないことが 大事

訪問営業に 不安を 煽られることないよう

どっしり 構えましょう。

 

 

それでは 屋根を知るは これでおしまい。

最終回は 床下と 白アリについて

あと 1回で 完結するので 

もうしばらく 辛抱してください。

 

 

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