【４０年ぶりの謎肉】

 

昭和４６年に　日清カップヌードルが

発売されたとき　わたしは　まだ　６歳。

自動販売機で　お湯を入れ

透明の　フォークで　食べる　カップ麺は

幼い　わたしを　魅了しました。

 

 

その後　複数の　メーカーさんから

次々と　カップ麺が　発売されましたが

やっぱり　本家本元

日清カップヌードルを　超えるものは

未だに　現れません。

今でこそ　種類も　豊富ですが

やっぱり　ノーマルが　一番です。

 

 

ちなみに　今　コンビニに　行けば

謎肉祭という　バージョンが　売っており

あの　正体不明の　肉が　

ゴロゴロ　入っているみたいです。

 

 

なぜ　これを　買う人が　いるのか？

正直　理解が　できません。

実は　わたしは　あの　謎の肉を

いつも　食べずに　捨てているからです。

 

 

それというのも　小学生４年生の頃

カップヌードルの　肉は　身体に　悪いと

わたしの　地元で　噂になったからです。

謎の肉は　何で　出来ているか？

ニュースが　学校中に　伝わりました。

 

 

その時　流れた　噂の　原材料は

ずばり

 

 

石油

 

 

さすがに　衝撃が　走りました。

石油から　肉を　作った？

なんちゅう　無茶　するねん

身体に　悪いに　決まってるやん

しかし　そういえば　確かに　

石油っぽい　匂いがしていたような

あと味に　石油の　味がしたようなと

石油を　飲んだことも　無いくせ

疑うことなく　すっかり　信じました。

 

 

その　噂を　聞くまでは　謎の肉を

美味しいとは　思わないものの

普通に　食べてました。

しかし　原材料が　石油と　聞いてからは

あの　塊は　害でしか　ありません。

お湯を　注ぐ前に　あの塊を　取り除き

食べてる　最中に　見つければ

即刻　掴んで　ゴミ箱へ　ポイ

すっかり　その　食べ方が　定着しました。

 

 

その後　大人になってからは

さすがに　原材料が　

石油じゃないと　思うものの

長い期間　信じてきた

身体に　悪そうという　先入観が　抜けず

未だに　謎の肉は　捨てています。

 

 

そんでもって

先日　テレビの番組で　謎の肉は　

大豆と　肉の　ミンチが　原材料と　

放送していたのを　見ました。

大豆と　肉・・・

めっちゃ　身体に　良い成分・・・

 

 

誰や　石油とか　
言うた奴！

 

 

そして　昨日　お昼休憩のとき

ずっと　捨ててきた　謎の肉を　

４０年ぶりに　食べました。

確かに　石油ではない

でも　あんまり　美味しくない・・・

今後も　捨てるかも　知れません。