【引退宣言】

 

第一線で　活躍した　スポーツ選手は

体力の衰えからくる　限界だけでなく

自分の　メンタルを　維持することや

更に　上を　目指す　気力を　失い　

引退を　決意したりします。

 

 

昨年　引退した　浅田真央さんも

「自分を支えてきた　目標が消え
　選手として続ける　自分の気力が
　なくなりました。」

と　引退の理由を　語りました。

 

 

そんでもって

同じく　昨年　引退した　

女子プロゴルファーの　宮里　藍さんも

「モチベーションを維持できなくなった」

それを　引退理由に　語りました。

 

 

赤の他人の　周囲から　見れば　

まだまだ　トップで　活躍　出来る

そんな風に　思えるのですが

長く　厳しく　自分を　追い込み

満身創痍になった　メンタルは

自分自身しか　分かりません。

周囲の期待と　責任の重さから

敢えて　若い選手に　道を　譲る

そんな　思いも　あるのでしょう。

 

 

おいおい！

おっさん　急に　何　書いてるねん！

そう　思ってますね？

 

 

はい　ここで　重大　発表

わたしも　引退を　決意しました。

 

 

え？　不動産業界からの　引退？

ちゃう！　それは　違います！

不動産の　気力は　満ち溢れてます

トークも　キレキレです。

わたしが　引退を　決意したのは

アスリート　ゴルフです。

 

 

ちょいちょい　そこの　貴方　

急に　読む　気を　失ってませんか？

まぁ　聞いてください。

ゴルフを　始めた　４年前

上野の　シャンシャンのような

小柄な　体格を　もろともせず

当たれば　良く　飛びました。

 

 

休みのたび　コースを　回り

暇があれば　ゴルフ雑誌を　読み漁り

スコアは　ぐんぐん　うなぎ登り

２年前に　初めて　１００も　切りました。

大きな　ミスさえ　しなければ　

いつでも　１００を切れる

そんな　自信に　満ち溢れてました。

 

 

ちなみに　その頃は　

同業者の　友達と　ラウンドしても

ニアピンか　ドラコンを　必ず　ゲットし

何ひとつ　取らない　コテから

ネチネチ　愚痴を　言われました。

 

 

どうか　神様　今日こそは

コテが　ニアピンを　取れますようにと

自分の事のように　祈りを　捧げました。

一度も　報われませんでしたが・・

 

 

しかし　今　振り返れば

わたしの　アスリートとしての　ゴルフは　

どうやら　そこが　頂点だったようで

そこから　スコアは　崩れだしました。

 

 

まず　びっくりするくらい

アイアンが　当たらなく　なりました。

右へ　シャンクするか　ダフって　ゴロ

池や　谷は　まず　落ちます。

池の縁から　１ペナで　打ち直して

また　池に　ポッチャン

打ち直して　また　ポッチャン

更に　また　ポッチャン

こんな　恥ずかしい　プレイが　続出

特に　ショートホールが　苦痛になり

アイアンを　持つたび　

嫌な　汗が　にじみ出ました。

 

 

そうなると　当然　ハーフ５０を　

切ることは　なくなりましたが

それでも　１年前まで

なんとか　１１０台で　回っていました。

とにかく　ハーフ６０台

トータル　１２０台だけは　避けたい

アスリートとしての　プライドが

それは　許しませんでした。

 

 

そんでもって

その頃　少しでも　スコア向上のため

わたしが　必死で　努力したのは

スコアを　ごまかす事。

わざと　カウンターを　押したふりして

知らん顔で　スコアを　ごまかす。

そして　ごまかせば　バレそうな

ホールでは　ごまかさない。

この　さじ加減が　抜群

持って　生まれた　センスです。

 

 

そして　更に　磨いたのは

あちら　こちらに　卵を　生むこと。

ＯＢか　どうか　怪しいときには

いち早く　探しに行って　出産。

探さずに　すぐ　生むもんだから

見失った　ボールが　出産後

出てくると　ヒヤヒヤしました。

 

 

まぁ　そんな　努力の　おかげで

１２０台は　下回ってましたが

ここ　１年くらいで　

更に　スコアは　悪く　なりました。

まず　苦手の　アイアンだけでなく

何を　握っても　当たらなくなりました。

スコアの　ごまかし頻度を

えげつなく　アップしますが

とうとう　スコアは　ハーフ６０台

トータル１２０台に　達しました。

特に　今年は　ハーフ６０台を

一度も　切ったことが　ありません。

 

 

そして　スコア以上に　内容も　ひどい

コントみたいに　空振するんです。

毎回　１度は　空振りが　出ます。

今のは　素振り！　と　叫び

１打として　数えませんが

心に　ダメージが　残ります。

 

 

そして　どう　打ったら

こんな　方向に　転がせるの？って

いうくらい　とんでもない　方向へ

パターすることも　増えました。

しかも　よく　ダフります。

後ろの　組の　冷ややかな　目線が　

気になって　仕方ありません。

頼むから　見んどって！　

恥ずかしい　ショットは　出ないように！

いつの間にか　そんな事ばかり　考え

プレイしている　自分が　いました。

 

 

そして　徐々に　メンタルが　壊れ

わたしの　気力は　満身創痍。

そう　宮里　藍ちゃんと　同じです。

そこで　引退を　決意しました。

引退を　決意した　藍ちゃんの　想いが

今じゃ　痛いほど　分かります。

共に　アスリートとして　

戦い抜いた者　同士が　分かり合える

まぁ　いわば　戦友です。

 

 

それじゃ　これから　

水曜日は　何をして　過ごすのか？

 

 

はい　ゴルフです。

アスリート的に　１００切りを　目指す

そんな　競技ゴルフは　引退します。

あくまで　健康のため　楽しく

それでいて　スコアは　ごまかす。

１２０台で　回りながらも　ごまかして

１００を　切るのが　目標です。