東大阪市不動産会社 リナホーム代表なおきのブログ

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岩下の言ったもん勝ち

【ハメやがった 紙幣カウンター】

 

わたしたち 不動産 仲介業は

契約時の 手付金とか 

引渡し時の 残代金とか

まとまった 紙幣を 数えることが 

たびたび 有ります。

 

 

そんな時 有ると 無いと 

大違いなのは 紙幣カウンターです。

 

 

これを 持ってると

100万円が 5秒くらいで 数えられ

大金に なれば なるほど

めっちゃ 楽チンです。

 

 

ちなみに わたしが 持ってるのは

16000円くらいの 安物ですが

持ってない 不動産会社さん

結構 多いんです。

多分 もっと 高価なものだと

勘違いしているのでしょう。

 

 

そんでもって

本日 そんな 

紙幣カウンターが 大活躍する

現金の 決済が ありました。

 

 

ちなみに 現金決済ってのは

その名の通り 融資を 受けずに

現金で 購入する 取引のこと

わたしは 買主側の 仲介者でした。

 

 

そして 現金決済のとき 困るのは 

決済場所を どこにするか?

そして そこから どうやって 

代金を 払うのか?

住宅ローンが 関与しないので

銀行の 取引スペースを 

借りることが 難しいんです。

 

 

通常は 司法書士さんの 事務所か

当社の 事務所で 書類を 交わして

最寄りの 金融機関へ 移動して

出金や 振込することになります。

 

 

今回は 売主さんが 業者なので

売主さんの 事務所で

取引することに なったんだけど

どうやら 近くに 

金融機関がない みたいなんです

 

 

そこで 買主である 

わたしの お客さんに 相談すると

現金 持参するわ とのこと。

これに対し 売主は 抵抗しました。

 

 

「ええ!現金! 小切手にしてや!
 数えるのん めっちゃ 大変やん!」

そこで わたしが 

「それなら 紙幣カウンターを
 わたしが 持参しましょうか?」

「そんなん 持ってるの? 凄いな
 それやったら 現金でも ええわ」

そんな こんなで 今日を 迎えました

 

 

取引は 10時スタートですが 

いつものように 早めに 出発

9時20分には 到着しました。

そこでね 重大なことに 気づいたの

紙幣カウンターを 忘れてきました。

 

 

それを 売主さんに 電話で 伝えると

「ええ! 困るわ! 
 紙幣 数えるのん めっちゃ 苦手やねん
 頼むから 取りに 戻ってや」

仕方なく 当社まで 引き返しました。

 

 

そして ギリギリ 10時

決済が スタートしました。

登記書類が 全て 整い

あとは 代金の 精算だけ

大きな 紙袋から テーブルに

札束が 積み あがりました。

 

 

そこで わたしは 颯爽と 

紙幣カウンターを 取り出しました。

「おお! これか! 格好ええね!」

全員 カウンターに 注目してます

「そんじゃ わたしが セットしますね」

100万円の 帯を 抜き取り

カウンターに セット 

スタートボタンを 押しました。

 

 

シュシュシュシュ!

凄い スピードで 数え 出しました。

「おお! 早っ! こりゃ ええわ!」

わたし以外の 全員が 見とれてます。

20 40 60 80と 

数字が あっという間に 増え

カウンターが 100になるのを

誰もが 注目していた その時

ぴーぴーぴー・・・ エラー音です

89で 止まってしまいました。

 

 

「え!こんな ミスも あるんや!」

「はい・・たまに あるんです・・・
 紙幣が 新しいからかも 知れません」

わたしは 紙幣を 抜き取り

紙幣を 何回か 折り曲げ

改めて セットしました。

でも その時は

その作業を 眺めている 全員

滅多にない エラーが 見れて ラッキー

そんな 余裕が ありました。

 

 

そして 改めて スタート

シュシュシュシュ!

しかし すぐに ぴーぴーぴー

なんと 16枚で 止まりました。

おいおい 大丈夫か?

そんな 空気が 漂いました。

 

 

そして 改めて スタート

シュシュシュシュ!

76枚で ぴーぴーぴー

シュシュシュシュ!

92枚で ぴーぴーぴー

シュシュシュシュ!

35枚で ぴーぴーぴー

シュシュシュシュ!

58枚で ぴーぴーぴー

 

 

そのときです

売主さんが 100万円の束を 手に取り

とうとう 自分で 数え 始めました。

こりゃ まずい! 最悪の 空気やん!

わたしは 追い込まれました。

 

 

もしかしたら たまたま

この 100万円が 相性 悪いのか?

別の 100万円の束に 手を伸ばし

カウンターに セットしました。

 

 

シュシュシュシュ!

シュシュシュシュ!

シュシュシュシュ!

お! 100まで 行く!

しかし 94枚で ぴーぴーぴー

 

 

シュシュシュシュ!

61枚で ぴーぴーぴー

シュシュシュシュ!

18枚で ぴーぴーぴー

 

 

その時です 売主側の 司法書士が

札束を 数え 始めました。

 

 

シュシュシュシュ!

56枚で ぴーぴーぴー

シュシュシュシュ!

92枚で ぴーぴーぴー

シュシュシュシュ!

77枚で ぴーぴーぴー

 

 

一度も 100を カウントしないまま

時間が どんどん 経過し

売主さんと 司法書士さんが 

全部の 札束を 数え 終わりました。

 

 

売主さんは 汗びっしょり

司法書士さんも 汗びっしょり

わたしは 涙で ぐっしょり

異様な 空気のまま 

取引を 終えました。

 

 

そしてね 会社に 戻って

領収した 手数料を 数えてみたの

すると 何回 数えても 

ちっとも エラーに ならないの

こいつ やりやがった・・・・

ご主人の 俺を ハメよった・・・

叩き潰したい 衝動が 抑えられません

 

 

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