【土に還る同窓生】
突然ですが 初老になると
植物に 触れたくなるのよ
芽が出て 成長する 姿が
妙に 愛おしくなるんです
子育てを 終えて
相当な 期間が 過ぎると
何かを 育てたくなる
その ターゲットが
植物なのかも 知れません。
わたしも 4年ほど前
急に 家庭菜園に 芽生え
その後 観葉植物を 育て
添い寝する 関係になりました
家庭菜園 レベルじゃない
本格的な 農園を 営む
O氏を 筆頭に
ひとり また ひとりと
家庭菜園を はじめてるのよ
まずは 筆頭格の O氏
耕運機も 持ってるし
広大な土地も 持ってるの
そこで サツマイモや
いろんな 野菜を 生産しており
もはや 家庭菜園じゃなく 農業
ちなみに O氏は こんな人で
咥えた エビフライが
彼の トレードマーク
子供のころ テレビで 見た
木枯し紋次郎に 憧れて
エビを 咥えるようになったみたい
そんでもって
お次は 石油王の Y氏
理数系で 数字に 強く
頭脳明晰で 沈着冷静
土壌の PHを 測り
肥料の 配合を 決め
自分の 求める 糖度の
野菜を 栽培するため
あらゆる 角度で 計算する
まさに ID農業 なんです
でも その計算が 間違ってるのか
収穫前に 枯れちゃうんだけどね
そして 菜園では 有りませんが
果樹の 収穫といえば
N氏 というか N
大量の 梅を 収穫しています
彼は 中学生のころ すでに
50歳代の 風貌と 風格を持ち
そのまま 歳を 取らず
初老に なったので
今も 中学生のときの まま
冠婚葬祭の ときは
学生服で 行くそうです
そして 最後は T氏
ご覧のように ノリがよく
フットワークが 軽いんです
でも フットワークが 良すぎて
すぐ 迷子になるのよ
そして 迷っても 立ち止まらず
意味もなく 電車に 乗って
集合地から どんどん 離れていくの
彼と 待ち合わせしたら
ほんと えらい目に あいます
そして 彼の 家庭菜園は
Facebookに このように アップ
でも これは
他人の 畑だと 思います
このように 還暦前になると
土を いじりだします
遠くない 将来 死んで
土に 還ることになる
土が 俺を 呼んでいる
それを 本能で 感じるのでしょう
わたしと O氏と Y氏と T氏と N
中学から 歳を 取らない Nが
一番 長生き するはず
みんなの 葬式には
学生服で 参列してくれるでしょう