なおきちゃん伝 【完結編】
なおきちゃん伝
【完結編】
もう いまさら なおきちゃん伝なんて
誰も 興味を 示さなくなったでしょうが
中途で 話が 途切れたままってのも
ちょっと 気持ち悪いので
ひさびさ 続きを アップします。
随分と 久しぶりなので
すっかり 忘れてしまっているでしょうから
過去の記事を 貼り付けておきます。
↓ ↓ ↓
まず 岩下家に 養子に入ることで
めでたく 結婚した頃からの 続きです。
わたしは その頃 勤めていた 化粧品会社で
少しずつ 実績を 伸ばしていた頃で
他の 営業マンが しないような
お客さまを 喜ばす サプライズを
日々 模索しては 実践していました。
その後 めでたく 長女が生まれ
2年後には 次女も 誕生しました。
ちなみに その頃のことは
この 過去記事を ご覧下さい。
↓ ↓ ↓
そんでもって その後
わたしは 私生活も 仕事も 順調で
毎日が 充実した 日々を 送っていました。
ほぼ 休みのたびに
お金のかからない どこかの 行楽地に 出かけ
家族と 楽しく 過ごすことで
次の日からの 仕事の
エレルギーを 充電していました。
なので 日帰りで 行けるような 行楽地は
ほとんど 制覇しちゃったと 思います。
そんな 充実した 毎日だから
仕事を 変えるつもりは さらさらなく
一生を 化粧品業界で
終えるつもりでいました。
その頃 毎月1度 月末は
養父が 経営する 工務店の 給料日で
父の家に 大工さんや 下請け業者が 集まり
飲んで 食べての どんちゃん騒ぎでした。
そんでもって わたしも お酒が 大好きなので
出来るだけ 参加するようにしていました。
はじめは 職人の みんなと 距離があったのですが
毎月1度 顔を 合わせて 飲むたびに
少しずつ 打ち 解けていきました。
そして 数年たった頃から 逢うたび
「いつまで 化粧品の 仕事してるんや?」
「あんたが 跡を ついでくれへんかったら
わしら どうなるねん。」
「おやっさんだって 言わへんけど
跡ついで 欲しいんやで」
なんて事を 聞かされるようになりました。
はじめは 適当に かわしていたのですが
ある頃から
「このまま 自分の 好きな
化粧品の仕事 続けていて いいんかな?」
「もし このまま 父が 1代で せっかく 築き上げた
工務店を 閉めることになったら
そのとき 自分で 後悔しないだろうか?」
なんて 悩むようになりました。
まして 父が これっぽちも そんなことを
一切 口に 出さないことも
余計 拍車を かけました。
「そんなつもりで 養子になった訳では ないけど
養子にきたってことは 家業もふくめて
跡をつぐべきなんかも しれないなぁー」
なんて 結構な 日数 悩み続け
奥さんにも 相談しました。
すると 奥さんは
「今の 化粧品の 仕事してたら いいんよ。
跡を 継ぐなんて 絶対 しなくて 良いから」
って 奥さんは 言ってくれました。
そう 言ってもらえると
なおさら なんとかしなきゃ!なんて 思いだし
とうとう 化粧品業界から 転職し
父の工務店の跡を 継ぐことに 決めました。
ただ 人と 話すのが 大好きで
営業が 天職だと 思っていたので
悪いですけど 大工仕事には
これっぽちも 魅力を 感じません。
今から かなずちを 握って
大工の棟梁になれるとも
また なりたいとも 思いません。
そこで 悩んだあげく
不動産会社に 勤めて 不動産屋さんになり
いつか 不動産会社を 起こして
将来 不動産屋さんでありながら
その 会社の 工事部として
大工さんたちを 面倒見るってのは どお?
っていう 考えになりました。
そうと 決まれば 善は 急げで
勤め先の 化粧品会社の
社長に 相談した結果
半年後に 退社することが 決まりました。
そこからは まず 化粧品業界に 在籍している間に
宅建主任者の 資格を 取っておこうと
3ヵ月後に せまった 試験の
猛勉強を 始めました。
その後 運よく 試験も 合格し
3ヵ月後には 化粧品会社を 退社しました。
その後 すぐに わたしの 地元では
準大手の 不動産仲介業者に 勤めることとなり
こうして 不動産屋さんである
わたしの スタートが 切られました。
その後 わたしの 娘たちの 名前の
頭文字の 【リ】 と 【ナ】を とり
リナホームを 設立して 今に 至っています。
8年ほど前には 父も 引退し
工務店も 跡を 引継ぎ
早いもので 来年で 創業20年を 迎えます。
年数だけは いっちょ前ですが
いまだに 支店が 出来るわけでもなく
たいして 儲かってるわけでも ありません。
ただ 化粧品会社で 学んだ
【お客様に 喜んでもらうために いつも 真剣】っていう
教えのもと 出逢った お客さまには
わたしと 出会えて 良かったと
言ってもらえるよう 私なりに 頑張ってます。
そして 自分自身が プロとして
ほんとに 良い 仕事をしたと
自分で 自分を 誉めることが 出来るよう
また いつか 小さいながらも
「大阪で 一番 親切な 不動産屋さん」って
認めてもらえることを 信じて
微力ながら これからも 頑張ります。
これで ながながと 続いた
なおきちゃん伝は 一旦 完結です。
また 10年くらいしたら
老年の なおきちゃん伝を 披露します!