【全ては道具のせい】
ゴルフを 初めて 10年
アホほど ラウンドしてますが
100切りは たった 4回だけで
特に 最近は
どう 打ったら 良いのか 迷走中
まず 当たる 気がしないのよね
だいたい あんな 小さいボールを
長い棒の 先についた
小さな フェイスの 中心に
当てれる 訳が ない
そう 考えたとき
全てが 腑に 落ちました
道具を 使うからだ
素手じゃないと 駄目なんだと
小学生の頃 ドッチボールは
クラスの エース的 存在でした。
脚も 速く 徒競走は 1番
でも リレーになると イマイチ
バトンが あるからです。
草野球を 素手でやるのも 得意
家の 近所の 公園じゃ
ホームランバッターでした。
それが ある頃から 素手じゃなく
バットを 使うように なってから
空振り王に なりました。
バットを 握った 途端
当たる気が しないのよ
そして 中学の 部活は
身長を 伸ばしたい 一心で
バレーボール部に 入部
素手の スポーツだから
そこそこ 出来ました
バスケも それなりに 得意
学校行事である 相撲大会も
それなりに 活躍しました。
でも 結成した コピーバンドで
担当した ドラムは
スティックを 使うので
ちっとも 上達せず
あれが 鼓だったら 違ってたはず
高校になってからは 学校外の
テニス教室へ 入会しました
そして 新品の デカ ラケットを
握った 途端 感じました
当たる 気が しないと
その後 大学を 中退し
職に 就いたのは 美容師
シャンプーは 呑み込みが 早く
先生に 褒められました
でも カットを 習うようになり
ハサミを 持った途端
ちゃんと 切れる 気がしない
その後は 転職して
営業マンを 37年 続けてます
これはね 大丈夫なの
口は 良く 動くから
それに 私生活の 食事も
箸や フォークや ナイフを
使うのは 苦手
でも 素手で ナンを 食べさしたら
もの凄い 勢いで 食べるのよ
それに 耳かきを 使うのも 苦手
でも 人差し指で 奥の 奥まで
耳を ほじるのは 超得意
同じく 鼻の穴も
第2関節まで 入れるからね
このように 振り返ると
わたしは 道具を 持つと
一気に 駄目に なる
そういう 人種みたいです
こうなったのも すべて
猿人の せいです
両足で 立って 歩くようになり
両手が 使えるようになって
道具を 使いだしたでしょ?
それが ずっと
猿のまま 我慢していれば
今の時代に 道具は 存在せず
当然 ゴルフも 存在しません
素手で 遊び
素手で 耳や 鼻の穴を ほじり
素手で ナンを 食べる
どれも わたしが 得意なこと ばかり
そんな 世界に 生まれたかった
猿人が 初めて 立とうとした時
タイムマシンで そこに 行き
ひざ カックンで 押し 倒せば
もう 二度と 立とうとせず
世界は 変わっていたでしょう。