【たばこからの哲学】
わたしくらい 歳とると
友人の 8割は
たばこを 辞めてます
昔と 違って 肩身 狭いし
バカ 高く なったからね
そんでもって
わたしは まだ 愛煙家ですが
吸うのは 電子タバコの グローだけ
それも メンソールしか 吸いません
そして 電子タバコに 慣れると
紙巻タバコの 煙が
臭くて 堪らなくなるのよね
紙巻タバコの 愛煙家と すれ違うと
服に 染み付いた たばこ臭が
ぷんぷん 匂うし
喫煙所でも 出来るだけ
紙巻たばこを 吸ってる人の
風下に 立たないようにしてます
自分が 紙巻たばこの ときは
ちっとも 気にならなかったのにね
そんでもって
幼いころを 思い出すと
父は リビングで しょっちゅう
たばこを 吸ってました
チェリーって たばこをね
でも 不思議なんだけど
臭いって 思った 記憶がないんです
九州の 母の 実家に 帰れば
おじいちゃんが 隣で
よく 吸ってた 記憶があります
わかばって たばこをね
でも 嫌だった 記憶がないのよ
わたしが 生まれた 昭和40年代は
8割以上の 男性が 喫煙者で
たしかに どこに 行っても
たばこを 吸う人が いたと 思う
電車や 新幹線の 車内も
煙で 充満してたし
駅の ホームでも 吸って
吸殻を ホームに ポイ捨てしてた
飛行機でも 普通に 吸うし
小学校の 職員室も 煙モクモク
担任の 先生は 教室で
たしか 吸ってたと 思う
換気とか 気にせずにね
そんでもって
病院の 待合室にも 灰皿があった
病人が 隣に いるのにね
喫茶店の テーブルには
当然 吸うかのように 灰皿と
店名の 入った マッチがあり
その マッチを 集める人も いた
そして 食事中は 煙が 充満してた
たばこを 父の お使いで
何度も 買いに 行ったし
小学生なのに 普通に 買えた
というか タバコ屋の おばちゃんに
お使いを 褒められた
あの頃 何処に行っても 何をしても
街と 人には
煙と 匂いが 漂っていたはず
でも それが 日常だから
平気だったし 臭くなかった
今より タールや ニコチンが
山ほど 入ってる 煙を
誰もが 大量に 吸い込み
それでも たばこを
悪だと 思わなかった あの頃
今じゃ 問題視される
生徒への 教師の 体罰だって
親は 感謝したりした
今より 不便で
今より 不衛生で
今より 貧しく ありながら
今より おおらかに 生きていた
たばこに 害があるのは 事実だし
吸うことが 良いとは 思わないが
吸わない人を 守りながら
吸う人も 守るべきだと 思う
教師の 体罰だって
そこに 愛が 感じられたら
子供には 必要なんじゃないか?
親が それに 過敏に 反応するから
子供も 間違った 認識し
そして 先生を 軽視し
じき 親をも 軽視する
今の時代 情報ばかり 先走りして
みんな 神経質すぎるんじゃない?
健康に 対しても そう
ちょっとや そっとで 病気にならないし
死ぬことも ない
逆に ちょっとや そっとで
健康になることないし 長生きも しない
情報に 振り回されて
神経 すり減らして 心を 病むより
自然に まかせて おおらかに
心が 元気になれば
きっと 身体も 元気になる
ん? ちょっと 待て!
お前 何を 語ってるんだ?
なにしてるの なおき!
もう! 忙しいのよ!
そんじゃ みなさん またね~