【思わぬ 地域貢献】
まず 2ヶ月ほど前に
紹介して頂いた お客様が
宝塚市で 注文建築用地を 探していて
ようやく 有力候補となる
土地が ひとつ 見つかりました。
まぁ ひとことで 言えば
ずばり 閑静な住宅街。
阪急不動産さんが 大規模に 開発した
セレブ感 たっぷりの 地域で
大阪府の ビバリーヒルズと 呼ばれる
門真市民の わたしも 気後れする
しかし ただ 問題が ひとつあり
その 土地の 目の前の 道路沿いに
公立中学校の 校門があるのと
小学校の 集団登校時の
通学ルートにも 指定されているため
通学時の 騒音は どうなのか?
そこが 懸念材料でした。
そして それらを 調査するため
朝の 7時前に 宝塚に チェックイン
とても 公立とは 思えない
気品ある 校舎と 校庭を 背後にし
校門の すぐ隣に 立ちながら
生徒たちの 通学を 待ちました。
まず 最初に AM7:15分頃
二人の 女子生徒が 登校してきました。
通常の 登校時間は 8時20分迄なので
クラブの 朝練かも 知れません。
そして その 女子生徒たちは
わたしの前を 通り過ぎる際
「おはようごいざいます!」と
元気に 挨拶してくれました。
予期せぬ 挨拶に 戸惑いながらも
わたしも 「おはようございます」と
小さな声で 挨拶を 交わしました。
その後 7時30分位までの間
生徒たちが 登校してきましたが
まだ 早いので まばら。
ふざけて 大声で はしゃぐ
生徒など 誰ひとり 居らず
必ず わたしの前で 挨拶してくれます。
わたしを 新しく 赴任してきた 教師だと
勘違いしているのかも 知れません。
この時 51歳にして
新米教師が 誕生しました。
その後 教師としての 自覚も芽生え
まばらに 登校してくる 中学生に対し
先に わたしの方から
「おはよう」と 挨拶する事ができ
誕生したばかりの 新米教師は
一気に 経験と 自信を積み
校長の座を 狙う 教頭先生のような
オーラを 身に付けました。
「おはよう!」 といえば
「おはようございます!」と 返ってくる
なんとも 言えない 快感です。
「どうだ 俺の 生徒たちは!」
そんな風に 教頭の 誇りも
持ち始めた AM7時40分頃に
黄色の腕章と タスキを 身にまとう
大人たちが 現れました。
その タスキには 防犯パトロールの文字が
そうです 小学生の 通学路で
事件や 事故を防ぐために
すると その中の
一人の 女性の方が 近寄って来て
「先生 早いですね?」と
見慣れない わたしの姿に 警戒しながら
話しかけて きました。
さすがに ここで 嘘は マズイので
わたしの 名刺を 差し出しました。
それを 見て
「東大阪市? 不動産屋?リナホーム?」
みるみる 警戒が 高まりました。
「リナホームって あの 変態の?・・・」
そう つぶやいているように 聞こえました。
もう 完璧に アウェーの 不審者です。
そこで 仕方なく 事情を 話すと
「なるほど ご苦労さまです」
と 理解を 示してくれました。
ただ 小学生の 集団登校に
付き添っている 保護者の方が
不審に 思われるのも 困るので
防犯パトロールの 一員のように
目立たない様して下さいと 言われました。
その時点で 教頭まで 昇りつめた
教師は あえなく 失職。
その後 防犯パトロールの 一員として
小学生に 声をかけました。
そして 無事 集団登校を 見送ったのち
防犯パトロール隊は 解散になりましたが
わたしだけは 中学生の 登校が 終わる
AM8時30分ころまで 待機し
ようやく 調査終了。
新米教師から 教頭へ 出世し
その後 失職し 防犯パトロールの 一員に
滅多にない 貴重な 体験となりました。
すでに 目的の 調査は 終えましたが
明日も 早朝から 宝塚市へ 出向き
朝の 7時40分までは 教師として
その後は 防犯パトロール隊として
宝塚市の 地域に 貢献し
いずれ 宝塚市の 市長を 目指す。
新たな 夢が 見つかりました。
今後とも 宝塚市民の方
どうか 宜しく お願い致します。