【打ち込んできた爺さん】
昨日の 定休日も 恒例のように
奥さんと ゴルフに 出かけました。
ちなみに ラウンドしたのは
きさいちカントリー倶楽部で
自宅から 20分で 到着するので
お気に入りの ゴルフ場です。
ちなみに ここの ゴルフ場
なぜか お年寄りが 多いんです。
昨日も 前後の プレイヤーは
そんでもって
お年寄りの ゴルファーで
ちょっと 困るのが せっかちな事
自分たちの番が 待ちきれないのか
カートを 詰めてくるのは 当然
ティーショットのとき 近寄ってきて
昨日も すぐ 後ろの 組が そうでした。
普通 マナーとして 前の組が 打つ時は
静かにしなければ なりません
しかし 打つ 間際にあわせて
カートを 動かし 寄ってくる
その音が 気になって 仕方ありません。
どう見ても 80歳近い お年寄りなので
こちらも 我慢を 重ねました。
しかし その後 我慢が 限界をこえる
ある 出来事が 起こりました。
それは わたし達が グリーン上で
パターを 打ち終え フラッグを 戻し
カートに 向かおうと 歩きだしたとき
すぐ足元で ポトンと 音がしました。
咄嗟に 後ろを 振り返ってみると
わたしの 足元の 1メートルほどの 所に
見知らぬ ボールが。
もちろん 当たれば 怪我するので
いくら せっかちと 言っても
絶対 したら あかん マナー違反です。
さすがに 温厚な わたしも キレて
150ヤードほど 後ろにいる 爺さんを
ググっと 睨みつけました。
「これは あかん!文句言わな」と
わたしは カートを 移動せず
爺さん達が グリーン上に
やって 来るのを 待ちました。
ちなみに 後ろの 爺さんは 二人組です。
その後 爺さんたちの 姿が 近づき
ようやく グリーンに やって来ました。
よし! 文句言ったると 意気込んで
わたしも グリーンに 近づいていき
グリーン上に 目をやると
なぜか グリーンに ボールが 3個。
その時 爺さんが 言いました。
「なんか 知らん ボールが あるで」
「もしかして これ あんたのか?」
と わたしに 聞いてきました。
わたしは 違いますと 答え
打ち込んできたのは 爺さんじゃない
文句 言う前で 良かったと
胸を 撫で おろしました。
そして その後 爺さんは
「いやぁ 儲けたわ 新品の スリクソンや」
と 言いながら ポケットにしまいました。
わたしは カートに戻りながら
爺さんじゃないとしたら 誰やろ?
新品の スリクソンって まさか?と
ポケットに 手を入れて みると
ポケットに 2個あるはずの
ボールが 1個だけしか ありません。
そうです 打ち込まれたのではなく
わたしの ポケットから
ボールが ポトンと 落ちただけ・・・
ちなみに 昨日の ラウンドは
ボール 1個サービス付き プランでした。
そして ポケットに 入れていたのは
いつも使う 安物の ボールと
景品で貰った スリクソンの 高級ボール
そして ポトンと 落ちたのは
使わず 大事に ポケットで 温めた
スリクソンの 高級なほう
だから 見知らぬボールと 思ったんです。
今さら それは 私のですとは 言えず
ボールは 爺さんの ポケットの中
今度は 爺さんが
ポケットから 落とさへんかな?
そうしたら 奪いに 行くのに なんて
その後 爺さんを チェックしますが
一度 手に入れた 高級ボールを
やすやすと 落とす訳もなく
結局 わたしの 手元に
戻ってきませんでした。
あの 爺さん 下手くそっぽいから
池とか 谷とかに 落としたんちゃう?
あの スリクソン 今 どうしてるのか?
わたしと はぐれて 寂しがってないか?
気になって 仕方ありません。